Ｃｏｒｅ　Ｋｙｏｔｏ選「裂（きれ）～いにしえの布を敬う～」
[BS1] 2018年8月30日（木） 午後2:00～午後2:30（30分）
かつて高度な技術で作られた海外の織物は黄金にも等しい価値があり、その断片である裂（きれ）も大切に受け継がれてきた。そんな古人の技と美を敬う古都の文化をひも解く。

布や織物の断片をさす裂（きれ）。かつて高度な技術でつくられた海外からの織物に、京都の人々は、黄金にも等しい価値を見いだし、その断片さえも大切に受け継いできた。茶道具を包む袋やたばこ入れ、帯に転用するなど、あらゆる形でその美しさをのこしている。古裂を現代のアート作品にいかす表具師や古裂の技術を読み解き、復元を試みる職人などの営みを通して、古人の技と美を限りなく敬う文化を読み解く。