ガリレオX 「渡り鳥たちの夏 変わりゆく繁殖環境」
KBS京都 2019年4月24日(水) 00:30
初夏の訪れと共に森林や海辺では、野鳥のさえずりが響き渡る。繁殖のため、日本にやってくる夏鳥たち。その生態を調べていく中で、人間の活動によって数を減らす鳥たちの悲しい実情が見えてきた。我々は渡り鳥のために何を考えるべきか? 環境保全のあり方に迫る。
千葉県東部の九十九里浜にも、コアジサシという渡り鳥がやってきた。数千キロメートルも空を飛んで日本にやってくるコアジサシは、日本の海岸に巣を構える。彼らの巣はとても特徴的で、砂浜の地面の上に巣をつくる。一見無防備な場所に巣をつくるその理由とは?
キビタキとコアジサシに共通するのは、夏の渡り鳥ということ。それぞれ繁殖をおこなうために4月下旬頃に日本へやってくる。しかし今、森林と浜辺という繁殖環境の違いによって、両者の繁殖力に大きな変化が起こっている。キビタキは数を増やし、コアジサシは絶滅に瀕するまで数を減らしてしまっていた。それぞれの環境変化の原因に迫る。
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